31. 簡易走行充電システム

2009/04/25 
サブバッテリー充電用の簡易走行充電システム

走行充電するには色々システムがあるようですが
高級な装置を買うことなく自作で何とかシステムを作ろうかと。。。

まずは案
走行用バッテリーからの並列つなぎで
エンジンが動いている時のみ充電。
動作を忘れても安全方向に・・・
なるべく安く手持部材で済ませる。

結果
ACC電源でリレーを自己保持駆動させ
走行用バッテリーとサブバッテリーを並列接続する。

材料
ケーブルは2SQが以前友人からたくさん頂いたのでそれを使う。
リレーも友人から頂いた車用のリレー

さあ買う物を考えましょう。
2SQのケーブルの定格電流は20A前後。
バッテリー空になったとして11V前後
走行用はオルタ起動で14V前後

理科の問題@。
ケーブルを定格電流内で使うにはどうしたらよいでしょう?

ハイ!
抵抗を入れます!
V-IRですから
電位差3v=20R
R=0.15 安全方向で0.2ΩあればOK!

理科の問題A
その抵抗は何ワットのものが必要でしょうか?

ハイ!
3V×20A=60Wです!

0.2Ω 60Wの抵抗が必要で〜す。

お店に購入に・・・・・
無い!

10W なら色々あるのに・・・・・

???? あっ!

理科の問題B
抵抗を並列接続しました。
その抵抗値を求めなさい
1Ω10W を5個並列接続

ハイ!
1/1+1+1+1+1=0.2Ω
ついでに
10W×5=50W

0.2Ω 50wの抵抗になりま〜す。

値段も1個90円なので450円で〜す。


1Ωの抵抗を念のため、アルミ板(放熱プレートのつもり・・)接着し
ワンプッシュSWと自己保持用リレーを組み込み
手持に2回路のリレーが無かった為2個リレーを使用。
部屋作業は終了


抵抗の付ける場所を検討。。
あった!


ここなら熱持っても大丈夫ネジ止めできるし
下に着地しているし メインのリレーは以前作った
コイル昇圧回路のリレーと並べました。。


配線は仮なので隔壁板を通すのを止め
直ぐ取れるようにここで処理


仮なのでこんな感じ。
高級エーモン製のヒューズホルダー
平端子でも良かったけどバッテリー直用なので絶縁しっかりした物を
これ30Aまでいけます!


全ての仮配線が終了し緊張の動作確認。
抵抗の温度は・・13.4℃ ¥(寒いはずだ!!)


バッテリーに電圧計をセットし
エンジン始動!
シガライターソケットに差込
充電ボタンを押す!

おお!!! バッテリー電圧が14vへ!!
直ぐにエンジンを止め、充電がされていないことを確認


抵抗の温度も確認!
問題ない
初期起動成功!!!


じゃあきちんと測定しましょう
さっき受電したばかりなので
13V エンジン掛けボタンをON!
14Vへ


温度はほぼ気温かな・・・
まあ電位差1Vだしね!
電流もほとんど流れていないと思い
ヒューズを30A→10Aへ

切れないで充電しているよ!!
念のため10Aヒューズ入れて切れたら30Aに交換しよう!


充電必要になるまで、サブバッテリーの+側と
シガーソケットは抜いて安全対策!

さあ配線をまとめて終了だ〜!



できました!!

教訓
理科の授業は社会に出て役立ちます。
特に貧乏人には!

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